2015年12月20日日曜日

電子工作をするときに使ってきたソフトたち

この記事はICT Advent Calendar 2015の20日目の記事として書きました。

今年はプロコンに出場しました。それの反省点や、できるようになったこととかを書きます。
その後は後輩にハードウェア開発の知識を継承するためのいろいろを書きます。

プロコン、皆さんへの圧倒的謝謝

何回か前の記事にプロコンのことを書きました。
もう一度、自分が何をし、何ができるようになったのかまとめてみたいと思います。

自分はアプリのメイン処理に携われるほど開発力がついていなかったので、実験を一年生の可愛い可愛い後輩と一緒にやりました。ひたすら、一分半の「少し操作して放置」の実験を何十回と繰り返しました。自分の実験が終わるのを待ってくれた先輩と駐日ユーゴスラビア臨時政府大使館さん(以下、ユーゴに略す)と、一緒に実験してくれた一年生に圧倒的感謝です。やはりアプリを実際に動かそうにも、そのデータを作らねばなりませんので、実験が長引いて待たせてしまったのは反省です。
実験の後半の後半で、先輩が測定アプリを改良して爆速で測定できるようにしてくれました。今までの待機時間がウソのように、みるみるうちにデータが取れていきました。ソフトウェアってすげーってなりました。
実験お疲れ様でした!

アプリが「位置測定をしてスワイプ下方向にデータを送る」という仕様なので、その基盤を使ったゲームを作れと言われ、「スワイプした方向に爆弾を押し付けあう」ゲームを作りました。
このアプリは決して一人で作ることはできず、ユーゴ宅に泊まりこみAndroidアプリのなんたるかを教わりながら、M教授と先輩にプレビューをしてもらい、一年生の後輩には「背景にカメラからの映像を映すアプリモジュール」を作ってもらったりアプリに使う画像や音源などの素材を集めてもらったり、みなさんの協力を得て自分の初めてのAndroidは(メインアプリと統合すればきっと)どうにか遊べるレベルまで作ることができました。
アプリを作成するのに協力してくれた皆さん本当に圧倒的謝々です!

昨今の沖縄高専ICT委員会におけるハードウェア開発事情

沖縄高専ICT委員会は主にソフトウェア開発が基本です。しかし、ハード開発を一切やらないというわけではありません。
ホワイトハッカーズがエンベッドでアプリを作っていたり、一年生の一部がラズベリーパイを触っていたり、実は各学年に一名以上は情報性がいたり……
実はハードウェアの開発をする人がいます。
某先輩がいればハードウェアの開発も少しはできたでしょうけど、もう卒業しまいました。
残されたハードウェア要員である情報性の一人である僕は、ICT委員会がこれからハードウェア方面にも進出した時のことを考えて、自分がハードウェア開発の際に使ってきたソフトたちを紹介しようと思いました。

使ってきたソフトたちの名前の紹介


僕がハードウェア開発をするときに使ってきた道具の名前と、それらのダウンロードリンク、そして僕が学習したサイトを紹介していきます。

  • BSch3V:回路図を書くときに使う
  • PasS:実体配線図を書くときに使う
  • Eagle:大規模プリント基板を作るときに使う
  • PCBE:小規模プリント基板を作るときに使う

BSch3V

僕が回路図を書くときに使っているソフトウェアです。回路図はあくまで概要なので、全体をシステムとして見渡すときに使います。
例として、3年次のコンピューターアーキテクチャの課題でCPUを作成するときに使いました。
BSch3Vは水魚堂さんが作っているソフトで、そこのホームページで公開されています。
ダウンロードできるサイトのリンク、便利なライブラリが乗っているサイトのリンク、僕がソフトの使い方を学んだサイトのリンク、僕が作った作品のリンクを貼っておきます。
便利ライブラリリンク:http://www.eleclabo.com/denshi/doc/bschlib.html
学習したサイトリンク:http://www.picfun.com/BSchframe.html

PasS

回路の実体配線図を書くときに使っているソフトウェアです。実体配線図というのは、基盤にパーツを実際に載せた時の図です。回路図だけではわからない部品の大きさや、相対的な位置とか実際の接続関係を知るときにに必要なものです。
僕がユニバーサル基板上にパーツを置くときに必ず使っているものです。
このソフトはショートカットキーがなくて、マウス必須で使い心地は正直あまり良くないのですが、実体配線図を作れるとても良いソフトなのでおすすめです。
ダウンロードできるサイトのリンク、便利なライブラリが乗っているサイトのリンク、僕がソフトの使い方を学んだサイトのリンク、僕が作った作品のリンクを貼っておきます。
便利ライブラリリンク:ないです
学習したサイトリンク:ホームページに取扱説明書がありますのでそれを読みましょう

Eagle

僕がプリント基板を作っている時に使っているソフトです。
このソフトの便利なところは、回路図を書いてその後基盤作成画面で、すでに配置したパーツが(てきとうに)並んでいるところです。わざわざ同じパーツを持ってくる手間省けます。
さらにこのソフトは自動配線をしてくれます。本来ならば自分で導線パターンを配置しないといけないのですが、そこを自動でちゃちゃっと配線してくれます。とても嬉しいです。
嬉しい機能はいっぱいあるのですが、無償版では制限があり、1層両面基板までした対応していない、その基盤の大きさ制限がある、といったものがあるのでガチな複雑なものはできないので注意しましょう。

ダウンロードできるサイトのリンク、便利なライブラリが乗っているサイトのリンク、僕がソフトの使い方を学んだサイトのリンク、僕が作った作品のリンクを貼っておきます。

PCBE

ダウンロードはVectorからできます。
このソフトもプリント基板を作るものなんですが、Eagleとは少し違います。
Eagleが初心者向けだとすれば、PCBEはちょっとだけ上級者向けです。
Eagleと違って、

  • 回路図エディタがない、開いてすぐパターン配置画面
  • ショートカットキーが見つけにくい
  • クセが強くてなれるまでに時間が掛かる
  • 自動配線ツールがない

といろいろ差異はあるのですが、自動配線じゃなくて自分で配線しないといけないところはそこまで悪くないかな、と思います。
自分で配線しているときは楽しい気分で、自分でこだわって配線するところが楽しいです。
ダウンロードできるサイトのリンク、便利なライブラリが乗っているサイトのリンク、僕がソフトの使い方を学んだサイトのリンク、僕が作った作品のリンクを貼っておきます。
学習したサイトリンク:http://www.picfun.com/pcbeframe.html
作った作品のリンク:https://drive.google.com/file/d/0B4oTrEM9rLwfcGJJTjZIYnVwNFU/view?usp=sharing



今のところICT委員会は各学年に一人は情報生がいるので、自分が学んできたハードウェアよりの技術を後輩にもICTにもちゃんと継承できるようにこれから過ごしたいと思います。

ICT委員会のさらなる(ハード方面も)発展を祈りながら今回の記事を終わります。

2015年12月16日水曜日

アドベントカレンダーなるものを知った

最近みんなが口々に「アドベントカレンダー」という単語を発するようになった
クリスマスに向けてみんなで一日づつ記事を書くらしい

自分もやってみたいと思い、ブログに書くようなことがあるかどうか悩んだ。特に何か毎日新しいことをやっていないことに気づいた。
小学校の頃は毎日でも日記に書くことがあった(義務だった)が、最近は特にない。毎日刺激に目を向けていない証拠だと感じた。

きっと自分にもなにか書くものがあるはずと考えた結果、自分の持ち物について語ろうと思いついた。
いろいろ道具を集めては悦に浸るので、自分に向いた記事ではないかと思う。

というわけでアドベントカレンダーの記事書きます。
タイトルは「僕の道具たち」です。よろしくお願い致します。