2015年11月10日火曜日

自分の中で高専祭を終わらすために筆を走らせる

今回の高専祭は反省することがとても多かった
中でも一番反省しているのは、電子工作での計算である

この期間内に2度もミスをした
抵抗の許容電力量と、AC/DCの出力電力容量だ

まず焼いたのは抵抗器だ。
ある抵抗の先には赤外線LEDを取り付けていて、明るく光らせるために比較的大きい電流を流そうとした。しかもこの抵抗の先には三つもつながっており、抵抗には300mAが流れる計算だった。
計算をしてみると、この抵抗は1/4w級なのに対して、かかっていた電力は2.5wで、最大規格の10倍もの電力をかけていた。
回路の電源を付けて数秒でものすごく熱くなり、指を少しだけ火傷した。計算の大切さと電気の恐ろしさを身をもって体感した。

次に焼いたのはAC/DCだ。
電飾のためテープLEDを購入し電子工作用のAC/DCで12Vかけて光らせていたが、AC/DCが熱くなってLEDも消えてしまった。
それもそのはず、一つのAC/DCで二つもテープLEDを光らせれば負担はとても大きくなるだろう。熱くなったAC/DCを休ませるため、新たに二つ追加して一つずつ光らせることにした。しかし、気づけば二つとも消え、AC/DCはまたもや熱を持っていた。
恐る恐る三つのAC/DCをコンセントにつなぎテスターにつなぐと、針はピクリとも動かなかった。そう、中の回路が焼け死んでいたのだ。
それもそのはず光らせていたのは車載用12V駆動で、しかも3mも連なって光らせていた。電流は2Aほど要したところに、400mAが限界のAC/DCを使っていたのだ。ソース電流が足りずに回路は焼けてしまった。
この事教員に伝えると、実験室からとても大きく抱えるようなAC/DCを持ってきてくれた。午前は3つもAC/DCを焼いたところを、午後は教員のおかげで事なきを得た。

電気の計算は少し間違うだけで素子は熱を持ち、時には回路や素子を焼き、またある時には人間に被害を及ぼす。
今回の火傷を持って、これからの回路設計は素子や供給気に無理な負荷をかけないよう、しっかりと計算していきたい。